熱処理加工/調質(焼入れ、焼戻し)/焼鈍(焼きなまし)/焼準(焼きならし)/高周波焼入れ/フレームハードニング/応力除去焼鈍/矯正/ショットブラスト/析出硬化/非鉄金属処理/その他
焼入れ・焼き戻しを行う目的は、強度と耐摩耗性向上のためです。素材によって温度は異なりますが、焼入れでは800℃以上の高温処理を行い、焼き戻しでは500~700℃程度の温度で処理を行います。
加熱…鋼の性質に合った温度で加熱します。加熱温度は鋼の性質に重大な影響を及ぼすので、扱いには十分な配慮が必要となります。
冷却…冷却材として主に水、油、空気、水溶液、熱浴があります。どの方法を用いるかは鋼種によって異なります。また、さらに形状、肉厚なども考え合わせて選択しないと割れの原因などになってしまいます。
S35C~S55Cが使われます。
現在よく使われるのは、S45C、S48C、S50Cとなっています。
SCM435、SCM440、SNCM439が主流です。
ステンレスやアルミは低温で処理します。
ステンレスであれば、SUS403、SUS420J2、SUS440A、SUS440B、SUS440Cが主流です。