熱処理加工/調質(焼入れ、焼戻し)/焼鈍(焼きなまし)/焼準(焼きならし)/高周波焼入れ/フレームハードニング/応力除去焼鈍/矯正/ショットブラスト/析出硬化/非鉄金属処理/その他
合金鋼とは、S-C材よりさらに質量効果を小さくするため、合金元素を添加したもので、SMn系、SCr系、SCM系、SNC系、SNCM系、SACM系などが規定されています。弊社でよく使われる材質は、SNCM439、SCM440となります。
構造用合金鋼を完全焼鈍する場合は、通常500~600℃まで冷却したのち炉外に出し放冷します。
SMn系やSCr系の一部のものは水冷であるほかは、原則として油冷します。
焼戻しは原則として高温焼戻しであり、その温度範囲は通常550~650℃であるが、SCr系など焼戻軟化抵抗の低い鋼種ではやや低めに設定します。